クリスマス シーズン

今年もクリスマスシーズンが来た。 近年は日本のクリスマスも質素になってきたが、昔は(といっても20年位前だが)なんとなく街中は華やいでいたように思う。 そんなクリスマスシーズンを迎えたドイツは日本よりも陽の暮れるのが早く夜も長い。】だからこそクリスマスと家族の団欒は人々が心待ちにしている伝統的な貴い時間となる。 ドイツのクリスマスはキリスト教の「アドヴェント」(12月25日から数えて4週間前の日曜日)から始まるのだ。 日曜日が来るたびにロウソクを灯し、クリスマスまでカウントダウンする。 または、クリスマスを指折り数えるためのアイテムに「アドヴェント・カレンダー」があり、日めくり感覚で子供達がひとつひとつ小窓を開けてお菓子等を見つける。 そして市内ではクリスマスマーケットに家族で訪れ楽しむ。 そのクリスマスマーケットでは「グリューワイン」が定番だ。 温めたホットの赤ワインに蜂蜜やスパイスを入れた飲み物だ。 しかしながら、質素なドイツ人のクリスマス・ディナーといえば、ほとんどの家庭ではソーセージとじゃがいものサラダが多いのだ。 あとは、鶏のロースト、チーズフォンヂュやラクレットが主流なので。 そんなドイツも今年は2年続けてコロナ禍に苦しめられ、マーケットも閉鎖された、とのことだ。 早く正常な日常が戻ることを切に願ってやまない。

JO