コーダ あいのうた
「コーダ あいのうた」をレイトショーで見てきました。4人家族で娘だけ健常者で、両親と長男の三人がろうあ者の家族の物語です。一人だけ音がきける娘が他の三人の通訳となり漁師で生計を立てている家族を公私ともども支えています。そんななか娘の歌声の素晴らしさに気がついた学校の先生が音楽大学への進学を奨めてきます。しかし大学に行ってしまうと、漁船に音が聞こえる人が誰もいなくなってしまい、漁に出られなくなってしまいます。その葛藤を描いたお話しです。手話で家族四人がけんかをするシーンは音がないのに迫力満点です。また途中無音の時間が5分くらい続きます。耳が聞こえないというのはこういうことかと気付かされ、とても怖くなり、思わず泣いてしまいました。終りは秘密ですが、泣けて笑って心揺さぶられる最高の映画でした。田代