マルタの運動と病院のリハビリ

A病院2階にあるリハビリ室の自動ドアが左右に開いた瞬間、私は息をのんだ。学校の体育館ほどの大きさの部屋に青い制服を着たスタッフと患者が100人はいるだろうか。制服の名札には「理学療法士」「作業療法士」なにがし、と書いてある。ベッドに横になりマッサージやストレッチを受けている人。バーに掴まり歩行訓練を受けている人。3段ほどの階段を上ったり下りたりしている人。手すりにつかまりスクワットをしている人。マシンを使っている人もいる。

あれ?これってどっかで見たことあるぞ!!もうお分かりですよね。すべてマルタで毎日やっている事ばかりです。決してマルタが病院にスパイを送り込み真似したわけではありません。どうすれば歩けるようになるか。どうすれば歩き続ける事が出来るか。スタッフで知恵を絞り作り上げたメニューがマルタの運動です。マルタでやっていることに間違いはなかったんだ!!!と自信を持つことができました。

義理の父が脳梗塞になり、今リハビリを受けているので、ゴールデンウイークはお見舞いに行っていました。義父は前向きな人で1年の半分以上を車を運転し日本中を旅行している人です。倒れた時は自宅だったことが幸いし、救急車で病院に搬送され治療を速やかに開始することができました。マルタの利用者さんで同じ病気の皆さんに患者の気持ちやリハビリ行程を教わり、それを義父に伝えたところ、君の言葉が一番励ましになる、といってくださり涙が出ました。ご協力いただいた皆様本当にありがとうございました。また全ての利用者さんに大きな声で伝えます。いつまでも自宅で暮らし続ける為に、マルタでしっかり運動しましょう!!スタッフ一同全力でサポートします。田代