土器片から見える人間の本性 横浜上倉田遺跡

遺跡調査で出土する土器はほとんどが土器片である。出土した周辺の土器片の断面をみて、これとこれを組み合わせ、接着剤でくっつけ、一つの完成した土器に組み立てるのである。一つひとつの土器片はどれも小さく、一つの土器を完成させるには100個近くの土器片を組合わせることがある。

貝塚は今でいうゴミ捨て場である。貝塚から出土した場合土器片は小さく粉々になっていることがある。いらなくなった土器を貝塚に捨てるのに、そこに置くのでなく、叩きつけるように投げつけたのではないかと想像することが出来る。よっぽどむしゃくしゃすることがあったようで、、きっと「誰々のバカヤロー」とでも言いながら投げつけたのではないだろうか。

恵比寿にある某居酒屋では、お皿を1枚買って、それを地面にたたきつけて割ってしまうコーナーがあるのを知っている。上司の悪口を言いながらお酒を飲んで、抑えられない気持ちをお皿にぶつけ、ストレスを発散するのである。人間が生み出した科学や文化は大きく変わっても、根本は2000年前と全く変わっていない事が痛快である。田代