新緑

今の時期、春も終わり、初夏へと続く道すがらこの時期としては日差しが強いといぶかしく思うけれども手をかざしても真夏のように焦げ付くような事はない。 あのジリジリとした焼けつくような感じはない。 まだ暑さには猶予が有るのだという安堵感と心地よい薫風のおかげで何はともあれ今の時期を存分に楽しむべきと思い起こさせてくれる。

それと、初夏の新緑というのは種々様々なものがある。 緑色といっても千差万別、萌黄色、深緑、若草色、黄緑、抹茶色、萌える緑色の色味を確かめながら歩くと緑色の織りなす色調と身体が何か共鳴するものがあるのだろうか。 何か整理したい事がある時は木々の下を歩くと良い。 体の中からある種のホルモンが湧き出てくる感覚は気分を穏やかにして、気持ちの整理が出来るのだ。

J.O