日本の政局
自民党総裁選に続いて行われた衆院選は誰もが予想していた結果となった。 それにしても日本の国会議員はどう見ても我々と同じ普通の人たちのように感じるのは自分だけであろうか。 自民党総裁選は、軍事、鉄道オタクに対して、ゴリゴリの保守タカ派の決選となり、わずか21票の差で石破茂が高市早苗を破って自民党総裁となって日本の首相となった。 アメリカもそうだが、どうも女性の総裁は拒否する感情が反映されてしまったように感じる。 時代錯誤と言わざるを得ない。 しかしながら、今回の自民党総裁選は専門家も予想がつかない接戦だったのだ。 でも終わってみれば、いつもの身内のポジション争い以外の何物でもなかったように感じる。 菅義偉が後ろで操った小泉進次郎は序盤でこそ一番人気だったが失速、終盤では菅を嫌う麻生太郎が高市早苗を押した。 その権力争いの間隙を縫って石破茂が日本の首相に就いたにすぎない。 つまるところ今も昔も古狸たちによる権力争いにより勝ち負けが決まってきた。 国民がそれを見た結果が今回の衆院選なのだ。 国民の意思をあまりにも軽く見ているとしか受け取れない今の日本の政治家がいかに多いことか。
JO