楽しみな週末

日曜日、晴天のもと古文に触れるため外出をした。 東京は皇居の三の丸尚蔵館で天皇家が所有している国宝の「万葉集」が公開されているのだ。 公開されている和歌は藤原公任の作と伝わる12世紀ころのものであった。 説明では当時の書の手本とされていたものである。 線の太い所、細い所,墨継ぎ、余白といったさまざまな書の要素を巧みに生かした紙面構成を見せているものである。 小生には大変難しいものだが、歌のみではない当時の世情を感じられ日本文化の発展の基礎ではないかと感じるものがあった。 ただ、古文を読み解くには勉強が必要なのだ。 展示されていた和歌を紹介しよう。

「我公は千よにましませ さされいしの いはおとなりて こけのむすまで   かくしつつ とにもかくにも なからえて君かや 千よに あふよしもかな      千はやふる 神やきりはむ つくからに千とせの さかもこえぬへらなり。」

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