母の待つ里
みなさまの「ふるさと」はどこだろう? このタイトルは、実は浅田次郎の小説でNHKでもドラマ化され放送された作品なのでご存じの方もいるやもしれない。
今年ももうじき年末の帰省シーズンがやってくる。 新幹線の混雑や高速道路渋滞がニュースをにぎわす一方で「自分には関係ない」と感じる方も多いのではないだろうか。 作家の浅田次郎氏もそんな都会育ちの一人だが「ふるさとを想う人、ふるさとに帰られない人、ふるさとのない人、ふるさとをあなたに」という気持ちを込めて書いたのが「母の待つ里」なのだ。 色々な事情を持った3人が40年ぶりの里帰りで少しずつ心がほぐれていくが、そこには大きな秘密が隠されていたので。 心のあたたまる一冊なので年末年始の読書にいかがだろう。
JO