遺品整理
昨年両親が立て続けに亡くなってしまった。それまでそこにいるのが当たり前だった人がいなくなる、寂しい。悲しい。最近実家の整理を始めたのだが昨日までそこで生活していたような、お茶碗や衣類、その他生活してい行く上で欠かせない品々が、持ち主を待っている様にそこにある。引き出しを開けると、孫の写真や私が大学生だったころ旅先から母あてに出した手紙がきっちりしまわれている。また以前やっていた詩吟を練習や本番を吹き込んだテープ。元気だったころの母の肉声がきける大切なものだがまだ聞く事が出来ない。これを捨てろというのか。両親それぞれ90年近い人生が「燃えるごみ」だというのか。あーーーーー。田代