あらためて学ぶ

漢字で「さんずい」のつくものは多々ある。 「海」「湖」「沼」「池」「河」など「水」に関するものが多い。 「さんずい」の形は水の流れる形を表している。 そんな「さんずい」が漢字の「漢」にも付いている。 なぜだろう、何か水に関係が有るようだ。 「漢」という文字は、中国の河北省にある「漢水」という川の名前からきているとのこと。 「漢」はその川を表している文字で、この川の辺りにあった「漢」という国が大きくなって「漢」が中国そのものを表したり、中国の言語を表すようになった。 富士山を周遊すると大小の湖が多くある。 色々と有るが「湖」「池」「沼」と呼び方が違う。 広辞苑では「湖」は「周囲を陸地で囲まれ、直接海に連絡のない静止した水塊」、「池」は「地を掘って人工的に水を溜めたところ」とある。 確かに池は貯水池や庭園の池など、人工的に水を溜めて作られている。 ちなみに「沼」は「ふつう、水深5m以下」とあり、湖沼学では、水深が2m以上は「湖」、それ以外は「沼」と呼ぶそうだ。 2mというのは水生植物が生育できるかどうかの水深で、中央部で水生植物が生育できないほどの水深がある場合は「湖」となるわけだ。 文字の意味は知ると面白い。

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