かがみの孤城

昨年、話題を呼んだアニメーション映画で「すずめの戸締り」というファンタジー小説があった。 近年ファンタジー映画が多く創られているので聞いた方もいるだろうと思う。 その中でも小生が気に入っているのは2018年に本屋大賞を受賞した「かがみの孤城」という小説がある。 作者は辻村深月さん。 内容は居場所をなくした、似た境遇を持つ7人の中学生が体験する出来事を通して成長するストーリーだ。 そこにある鏡の中を通り抜けた先に広がる不思議な世界はまるでお城のよう。 そこで彼らは出会い、お互いを認め、学校の現実世界とは違う7人だけの場所を築いていくのだ。 この城にはルールがあり、願いの叶う鍵を皆で探し見つけると願いが叶う事になるのだが、叶うのは1人だけ。 このドラマの中では子供たちが感じる世の中の理不尽、繰り返される嫌がらせやいじめ、ネグレスト、悲しい別れ、うまく伝えられない思い、言葉にできない怒り、でも「ここでなくても生きていけるんだ!」と感じて生まれる強さ。 想像を超える最終章を皆さんも読んでみてはいかがだろう。 このような物語はいままでも多く創られている。 小生の家族のも小さな子供たちがいるので、彼らはどのような体験に基図いて成長していくのか楽しみでもあり不安でもある。 

JO