クリスマス アメリカ その2

本当は今日中島がこのブログ担当なのですが、理由あって田代がピンチヒッターで書くことになりました。

9月20日の「クリスマス アメリカ」に載せた写真。右側二人のなれ初めが、ドラマか、と思うようなお話だったので紹介させていただきました。左側のSとPも中々なので書かせていただきます。興味ある方は20日のブログをご覧ください。

この姉妹はフランス系アメリカ人の父と日本人の母の間に生まれたハーフです。双子ではありますが顔はあまり似ていません。顔にモザイクをかけているのがとても残念なのですが二人ともめちゃくちゃ美人です。

父方のルーツを尋ねて家族でフランスに行ったそうです。お父さんがフランス系ということ、また大学の外国語はフランス語を選んだそうで、Sは私が話す英語より上手にフランス語を話せると言っていました。

旅先でSはPと出会いました。SとすればPの事をとても面白い良い人と思ったのですが、家族と一緒といこともあり、あまり深くは話さなかったそうです。

それから数か月後。PはSを追いかけてフランスからアメリカに来てしまったのです。この辺が日本人には理解できない所です。

明治時代、森鴎外がドイツに留学していた時、そこで知り合ったエリスと恋仲になり、鴎外が帰国後エリスは彼を追いかけて、日本まで来てしまいました。鴎外はこのことを題材にして「舞姫」を書き上げました。好きな人のためにはそこまでやるんですね。

もっと理解できないのはこのPが、このお世話になった方の家でSと暮らしている、ということです。この二人も結婚すると言っていました。愛は地球を救うそうですが、国境も簡単に超え、家族の壁も超えてしまうようです。

日本に帰ってきて30年。私を追いかけて来てくれる女性はまだ一人もいません。田代