全米オープンゴルフ

現在、全米男子ゴルフ界で最も注目を浴びているのは、というと、間違いなくウイル・ザラトリス(25歳)だ。 昨春マスターズで松山英樹と激闘を繰り広げ単独2位でその名を世界に知らしめた。 松山に1打差の惜敗も当時PGAツアーのメンバー外で初出場での躍動に衝撃が走ったのだ。 今年も5月の全米プロでジャスティン・トーマスとのプレーオフで単独2位と敗退したが、いつ優勝してもおかしくない状態で注目は集まるばかりである。 彼の魅力はその活躍だけではなく、彼の美しい立ち姿、柔軟な身体の動きなど、独特のエレガントな雰囲気を醸し出すその姿がまるで貴公子を演じるバレーダンサーのようなのだ。 そこから繰り出すショットは驚きの飛距離と正確性と多様なバリエーションのショットは人々を魅了するのだ。 そして、2021年はPGAツアーのノンメンバーとしては、20年ぶり、2人目の新人王を取った。 彼のこの躍進にはフォーセットの力があった事が大きいとのこと。 フォーセットのサポートでゴルフの内容が劇的に進歩したとのことだ。 又、今年は肉体改造にも取り組み、スキニー体型の強靭化でひとまわり大きくなった。 ダスティン・ジョンソンも幾度も惜敗を経験し、メジャー2勝を果たし、ランク1位になった。 歴史を振り返ると惜敗なくして勝利はない。 ザラトリスも「経験を糧にして優勝につなげる」と明言しているそうだ。 ザラトリスは日本の松山の日頃からの努力に心から敬意を抱いているとの事だ。 また最近、嬉しいニュースで「人生最高の日」と言う婚約したことを発表するなど、貴公子ザラトリスの今後の活躍が楽しみだ。 今年の全米オープンはまたしても2位タイ、ちなみに松山は4位だった。

JO