夏休みの宿題

今日送迎の車中の話し

夏休みの宿題、早めにやるか最後集中か、という話になりました。もちろん私は最後、それも31日になってやっと始めるタイプでした。最終日に夏休み初日の7月21日から8月31日までの日記をまとめて書くような事を毎年やっていました。6年生の夏休み。工作の宿題で何でもいいから作って来いというのがありました。計算ドリルを1冊完成しろとか、漢字を覚えろというような具体的にこれをやりなさいという課題は1日で何とかこなせるのですが、この手の「自由」何とかという課題が何と言っても一番困るのです。自由工作、何作ればいいの?自由研究、何を研究するの?先生にすれば子供たちに自分で考えさせることが目的なんでしょうが、短期決戦型の私にとっては考える時間が無いのです。

当時私は3歳上の兄と同じ部屋で暮らしていました。見つけてしまいました。兄が1学期の技術の授業で作った木製の椅子があったのです。よくお蕎麦屋さんにあるような、背もたれは無く座面が麻のひもになってるやつです。、私は自分の作品として学校に持って行ってしまいました。中3生が授業で作った椅子なので、それを小6の私が作った事にすれば傑作になります。担任の先生がこれはすごい、と絶賛してくれたのです。これは市の作品展に出品しようという事になりました。絶賛までは良かったのですが、出品はヤバい、焦りました。どうしよう。ばれる!

その日の夕方、みんなもう帰宅してしまい誰もいない教室に忍び込み、教室の後ろのロッカーの上に飾られていたその椅子を持って帰ってしまいました。翌日先生に聞かれても、持って帰った、で通しました。今考えれば先生も分かっていたのかもしれません。小江先生に感謝。田代