季節は巡る

冬至、クリスマス、大晦日から正月と行事が多い12月は何かと気持ちが落ち付かない季節でもある。 今年はどんな冬になるのだろうかと身構えつつも、寒さが厳しい分、街の明かりに何となく気が安らぐことに気付くこの頃なのだ。 でも心の中ではどこか冬は寒くて身震いするものだが、気持ちの中では少し心待ちしているところもあるのだ。 今年も庭の柿の木に実がなった。 古い木守の風習にならって数個の実を残しておく。 木の実を食べに毎年小鳥が来るのだが、今年はあまり来なかったのだ。 小鳥が食べないうちにほとんどが落ちてしまった。 何故なのかと思ったらカラスが多く飛びまわっていたのだ。 毎年色々と環境が違うと状況も違ってくることを実感した。 新しく来る季節の感覚に気づくよう集中して年の瀬を迎える今日この頃である。

JO