最終局面

昨年両親がたて続けに亡くなってしまい、実家を終う事になった。今年になってちょっとづつやっていたのだが、期限が4月1日と決まり、3月初めから慌ただしくなってきた。これが両親にして上げられる最後の事だという事と、遺品を産廃業者に委ね、トラックにばんばん放り込まれるのが忍びなく、出来るだけ自分で処分をしている。リビングや食堂は私の子供との思い出が詰まった場所なので、最後に最期に後回しにしてきたが、期限まであと1週間となり、手をつけざるを得なくなってきた。そこにあるものは単なる物体に過ぎないと頭ではわかるのだが、しのびない。期限がある以上仕方がない。私の手で止めをさそうとおもう。田代