「エンゲル係数」
昨年の今頃は物価値上げが大きな家計問題であった。 今年もこの時期に物価値上げは行なわれている。 実感として家計への影響は大きいのだが家庭としてはどうすることもできないのだが買い物ではまず価格をみてから品物を吟味してしまうようになった気がする。 特に食費に占める割合は昨年に比較して20%くらい上がった気がするのが実感だ。(アメリカに比べればまだましだが) 最近あまり聞かなくなった言葉に「エンゲル係数」がある。 「エンゲル係数」とは収入に占める食費の割合のことで経済の伸びを示す指標のひとつなのだ。 戦後の日本では政府発表ではこの数値が63%であったとのことだ。 その後、経済が伸びて1995年のバブル期は24%まで伸びたのだが近年40年ぶりに28%に下がったとのことだ。 我が家の「エンゲル係数」が気になったので簡単に概算計算したところ50%ぐらいにはなっている。 原因は食費、税金保険以外の必要経費があまり大きくないのがひとつの要因であった。 生活に不自由がないかぎり暮らし方しだいで生活に余裕が出るのではないだろうか。 豊かさも考え方しだいで実感も変わってくるように感じる。 贅沢な悩みなのかもしれない。 (人間、エンゲル係数だけでは豊かさは語れないようだ)
JO