七夕

先日は年に一度の七夕、7月7日の日に織姫星が銀河にかかる鵲(かささぎ)橋を渡って牽牛星のもとを訪れるという中国の祭事の一つだ。 日本での邪馬台国時代以前に中国で生まれ、日本には6世紀頃に伝わったようである。 陽である奇数が重なる月、つまり1月1日、3月3日、5月5日、7月7日、9月9日が特別な節目の日となっており、7月7日には経書を虫干しにして、酒と干し肉、果物を供え牽牛と織姫が無事に出会う事を祈願して夜、寝ずに起きていて銀河の中にキラキラと五色に輝くのが見えれば願い事を祈願していた。 これが七夕の祭事だ。 日本には高松塚古墳、キトラ古墳の天井に描かれていることから6世紀頃には日本に伝わっていたのが想定される。 日本に伝わった後、この2つの星の出会い方が中国と日本では違いがある。 中国では鵲(かささぎ)が橋となって織姫を渡らせているが、日本では彦星が船で渡り、または浅瀬を徒歩で渡り織姫に会いに行く事になっている。 NHKの大河ドラマに描かれている平安時代の男女の関係の様に時代が関係しているようだ。

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