大島桜
多くの人が木を見上げ、花のゆくえを心待ちにしながら日々を過ごした今年も桜の季節がやってきた。 サクラといえばピンクの花を想像するが、そのピンクの花の染井吉野に歓喜している時期がはなれている山桜は遅咲き。 大島桜は染井吉野が散ったあとに咲く。 以前にも書いたがこの大島桜は色々と利用される木なのだ。 別名「タキギザクラ」とも呼ばれる。 再生力が強いので燃料として利用されてきたことから「薪」(たきぎ)という名前がつけられている。 又、一般には桜餅の葉に使われる為、モチザクラとも呼ばれている。 一重咲きで大きな花を咲かせ、色は淡いピンクか白いのだが、突然変異しやすく、八重咲きになるものもあるらしい。 花と葉はとても良い香りがするので分かりやすい。花言葉は「心の美しさ」、「純潔」。 見頃は4月上旬からである。 箱根辺りでは5月頃まで見られそうだ。
JO