思い立ったが吉日

Never put off till tomorrow what you can today!

平家物語の書き出し「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。 沙羅双樹の花の色、盛じゃ必者必衰の理をあらわす。 おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし」

諸行無常、すなわち「変わる」ことがなければ宇宙も私たちも存在することがなかっただろう。 進化の結果、オスとメスが協力しあって個体を増やし、多様性を作って生き延びるための代償として死のしくみがつくられたのだ。 これが「老い」の理由だが、人間は身体の衰えとは相反して経験や知識を活かすことで生きながらえる。 それが人間なのだ。 室町時代の能作者、世阿弥は「まことに得たりし花なるがゆえに、能は枝葉も少なく、老木となるまで、花は散らで残りしなり」と記しているように、人は夢や憧れを失った時に「老いる」。 動ける身体能力があるうちにリセットして新たにやりたいことにチャレンジするのだ。

JO