宗教とは

安倍晋三元首相が死去して3カ月近い。 事件の背景にある旧統一教会をめぐって政界を巻き込んで世の中も色々な動きがニュースになっている。 宗教とは、教えや価値観を信じさせようするものだが、理想とする社会を作ろうとする志向が強まると宗教は政治的な動きを始める。 歴史をみれば過去には暴力を用いたこともある。 現在の長期停滞の時代で経済が不安定ななか、貧困や病に襲われたとき、人はなぜこんな思いで生きなければならないのかと思うものだ。 又、豊かな生活をしていても老いなどの不安な気持ちを抱えている人もいるだろう。 そんな心の中にカルト教団はつけこんでくる。 でも、宗教では問題を解決することはない。 信じるのはかまわないが、頼ってはダメだ。 宗教を信じるのならば、人を見るのではなく、教えを見る事。 キリスト教でも仏教でも自分が腑に落ちる言葉だけを信じれば間違いは少ないだろう。 その言葉は苦しい時代を生きる我々に問いかけているのだろう。 所詮、世の中は諸行無常なのだから。

JO