第2  私の忘れられない人

前回お話ししたおじいちゃんのお話しをしまーす(笑)

それは私が夜勤の日の出来事でした。

ほぼ毎晩、夜中起きてきて車椅子でお散歩をするおじいちゃん

ふんにゃ!ふんにゃ!と私を呼び何か食べ物をくださいな。と家族から預かってた羊羹をあげると

何も言わずに食べるので、おいしいでしょ?○○さん(息子)が持ってきてくれたんだよ。と話すと

○○が?そうかー   といいながら食べてました。そして部屋に戻り 何時間後にお散歩に来る感じなんですが!!

 

1度だけ、言い方が悪いですが正気に戻ったんです!!

いつも通り出てきて

すいませんが、何か食べるものはありませんか?と顔つきが違い話し方も違うので

なにがいいですが?と聞くと 甘い物が良いですね。と そこから普通のやり取りをして

私の名前をしっかり覚えあなたの事は忘れません。と言ってくれました。

夜が明けても正気のままで 他のスッタフもビックリしていました。私が帰った後にも

私にお世話になった。など話して昼過ぎには いつものおじいちゃんに戻っていたそうです。

あの出来事は私の介護人生で1番の想いでで楽しい思い出を作ってくれたおじいちゃんに

感謝しています。 その人はもう亡くなってしまいましたが私は一生忘れることは無いでしょう。

思い出したら涙が(T_T)

これからもたくさんの人と出会い関わっていきたいと思いたいます!!

 

田中