第一段  私の思いでの人

私の介護人生で忘れられないおじいちゃんがいます。

認知症で徘徊をして他の人のご飯を食べてしまったり

オムツを外してしまい、洋服全更衣し、シーツの張り替えなどなど

まぁ、そこまでは よく聞く話しですよね。

認知症の方は人の名前をなかなか覚えられなく、お姉さん、お兄さん、職員の人、

娘や息子、古い友人の名前などで職員を呼んだりします。

で、そのおじいちゃんに私の名前を毎回伝えていたら なんと覚えてくれたんです!!

せっちゃん!!と!!

だがしかし!!

女の人全員が せっちゃんに(笑)

そして、なぜか私を ふんにゃ と呼んでいました(笑)

いや、私がせっちゃん(笑) そして、 ふんにゃ とは?

おじいちゃんに ふんにゃ って何?って聞いたら

ひょっとこのような顔をするんです。

どういう事なんだ(@_@;)

他の女の人には絶対ふんにゃって言わず せっちゃん

名前は覚えてくれ、他の人と 私は別という認識は確実にあるのに!!

嬉しいようななんとも複雑な気持ちでしたが

やっぱり、嬉しい出来事でした!!

 

また思いで話しを書きたいなと思います。

 

 

田中